フランスという国

フランスという国

 

Sorry but let me write only Japanese in the future. I want to upload more frequently. English disturb me more information. If you follow my upload, please use automatic translator. Thank you!!

 

皆さん、こんにちは。

フランスにやってきました。12時間前に羽田を出発してパリのシャルル・ドゴール空港に到着しています。これからオランダ・アムステルダムに移動するので空港のカフェでワイン飲んでいます!(笑

 

これまで「日本語と英語で書かなければ!」と思っていたこと、それから「皆さんにもっと有益な情報を提供しないと!」と思っていたことであまり執筆に力が入らなかったわけですが、もう英語で書くのをやめました!(笑 だって思ったことを気軽にかけなくなっちゃうから。

そしてもっと気軽に書こうと思いました。業界の話ばかりじゃなくて海外のいろんな話をここで書いた方が日本の皆さんには親しみやすいのかな、と思いまして。いずれにしても海外の読者からクレームが多く出るようでしたら改めて英語記述は考えて見たいと思います。

 

さて、フランスの話。

この国はホント不親切。人の事情を全然考えてくれないのが特徴です。実際にJALが到着したターミナルからオランダ行きのエールフランスのターミナルまで移動するときに事件発生!私の手荷物を根こそぎチェックしてきたんです。考えてみればそれまで何もする事がないくらいその手荷物検査場は暇だったのです。私がその場所に訪れたのです。「やっと人が来た!」と言わんばかりの職員の対応でした。

そうしたらいきなり注意深く調べるわけです。こちらは何も不審なものは持っていないのに・・・。それであれこれ調べた挙げ句に私の国際線の搭乗券をなくしてしまったのです。それには私の預け荷物のタグがついているわけです。

私は通関した後にその事実に気づき、すぐに職員に対応を求めたのですが・・・、結局出てきませんでした。おいおい、5分前の話だろ!って言いたいのですが全然取り合ってもらえない・・・。フランスだな〜、とつくづく感じました。

 

日本は本当に顧客目線でサービスをしている国と思います。皆さんはその国で慣れているからそれを当たり前と思っています。しかし、こうやって海外に来ると日本のありとあらゆる場所で遭遇するサービスに対して改めて「すごい!」と思ってしまいます。

日本は改めて素晴らしい国と思います。というわけで皆さんのお店でも是非「顧客第一」で尽くして貰いたいな、と思った一時でした。

中国の展示会に出展してきました。

みなさん、こんばんは。

Good evening. This column is Japanese only this time. Sorry about it.

Texcare Aisaに参加するために中国は上海に行ってきました。しかし、今回は展示会が二つ重なっており、中国洗染協会(日本で言う全ク連のようなものです)というところが主催している展示会が9月26日から北京で開かれていました。私が参加したのはTexcare Asiaという2年に一度の中国で開催される国際展示会です。本当に馬鹿げた話なのですが、元々洗染協会が主催する展示会が26日から開かれるのは決まっていたのにTexcareが大人げなくわざと時期を重ねて開催したのです。おかげでこちらは両方とも出展しなければならなくなり、費用は倍、当てる人数も倍、出展する機械も倍、ということで何でもコストが倍になってしまう、という本当に不満が募る展示会だったのです。これで来場者が両方とも倍になれば良いのですが、肝心の人数は半分というわけですからホントにお粗末な話です。

 

それから中国という国はどうしてこうなの?と思ってしまう事がありました。機械のコピーはよくある話ですが、彼らのコピー能力は群を抜いています。今回は一つの会社が我々の機械をフルコピーしてくる、ということで弁護士と相談して対応しておりました。機械の一部をまねてくるのだったらまだわかりますが、機械だけでなく機械のモデル名まで一緒にしてくるわけですからもう笑っちゃいます。

 

しかし中国でもお客様は良いモノとそうでないモノの違いがわかっているようで、決してコピー商品でこちらの半分以下の料金設定をしていても我々の方から買っていきます。やはり機械というのはまず壊れないこと。それなりの費用を使って購入しているのですから機械が壊れたら困るわけです。まずは機械が壊れない事が大切ですが、万が一壊れたらすぐに対応出来なければなりません。対応のコストはメーカーが払い、販売店も一緒に無償対応する訳です。これは大きな損害であり、販売店はこんな事がちょくちょく起こるようだと販売するのを嫌がるようになるでしょう。メーカーもこのように儲からない事がわかってくると続けられなくなるのです。

 

コピーメーカーはやはりブランディングがわかっていないようです。どうやってお客様の信頼を勝ち得るのか?がわからない。だからまねるだけまねて同じような機械を安価な部品で作り、価格を極端に下げて売上を盗もうとします。こんなやり方で残り続けているメーカーはありません。もう少し正々堂々と自分たちの技術を出してもらいたいと思うばかりです。

今回の展示会は面白くない事ばかりでした。それでもやはり人口12億人のマーケットですから日本よりも確実に大きくなる市場です。これからも真摯にこのマーケットと向き合っていくことになるでしょう。

ウェットクリーニングで更なるビジネスを!その2   More business with Wet Cleaning Vol.2

皆さん、こんにちは。

Hi how are you?

前回のブログでウェットクリーニングへの挑戦は自社の価値を高めるために是非やってみるべきだ、というお話をさせて頂いたと思います。そこで今回はそのウェットクリーニングをもっと安全に、そして効果的に行う方法を皆さんにご紹介したいと思います。

In last blog, I wrote about challenge of wet cleaning solution to increase trust level higher to customers. This time, I would like to introduce some solutions how to do wet cleaning process safely and effectively.

前情報としておきますと縮みの3つの要因である「水」「熱」「MA(メカニカルアクション)」のどれかを取り除く事で防止することが出来る、という原理原則をお忘れなく。その中で一番取り除きやすいのがMAなのです。ウェットクリーニングなのに水を使わない訳にはいきません。そして熱はある程度提供しなければ洗浄力は上がらないです。もちろん、洗剤の効果も上がりづらい。となると考えやすいのはMAというわけです。日本にはMA対策機器がたくさんあリます。

In the background, prevention of the shrinkage of the garment is to remove one of 3 factors, which are “Water” “Heat” and “MA (Mechanical Action)”, especially MA is probably easiest to do with effectively, because we cannot remove water, it is wet cleaning. Also, we need some heat to increase detergency. Of course, detergent likes heat to wash better. So, MA is the best factor to secure the safety. It is less detergency, but much high risk for shrinkage. In fact, there are some interesting items to reduce MA value.

まずはオリタニさんで販売されているマットです。これはジャケットやズボンをこのマットに広げて、このマットと一緒にたたんでドラムに入れる、というモノです。こうやってたたまれた状態でドラムに入るので中でMaxで脱水してもMA値は非常に低く保てます。デメリットはこのようなマットにして入れる訳ですからあまり枚数を入れる事が出来ないところでしょうか!

First of all, this is special mattress by Oritani. As you see the pictures, they can fold jacket and trouser with this mattress and throw into the dram. Good thing is that you can extract very strong, because it is folded with mattress, no mechanical action.  Negative point is not to accept many garments at once due to mattress is pretty big.

似たようなモノで行くならば栃木県不二ドライの社長である岡崎氏が考案した「マジックスピン」。これも面白いですね。これはドラムの一部にくっつけられるようになっていてこのカセット内にスーツ上下くらいのボリュームを入れる事が出来るのです。これも確り固定された状態になるので洋服のMA値はほぼかからない状態になります。

There is similar solution, it is called “Magic Spin”. It is developed by Mr. Okazaki from Fuji Dry Cleaners. This is also interesting. It is installed in the drum with screws and put two pieces suits in cartridge. This is more MA than mattress, but it is more washing image than it. Good point and bad point are similar with mattress.

※ごめんなさい。どうしても90度回す事が出来なくて・・・。顔を右に傾けてください!(笑

TOSEIが出しているマイクロバブル洗濯機は現在世界で出ている洗濯機の中で一番安心して使える洗濯機ではないかと思います。泡が縮み防止に大きな役割を果たしております。先ほどのマットやマジックスピンよりも多くの洋服をいっぺんに洗えるというメリットがあります。しかしデメリットはやはり機械の料金でしょうか。ただすでにウェットを毎日数百枚もこなさなければならないお店には是非使ってもらいたいモデルと思います。

Microbubble Washer Extractor by TOSEI is probably the best washer extractor in the world about the safety of shrinkage. The bubble prevent garment from shrinkage. Also, we don’t need to prepare anything such as mattress or Magic Spin, so they can wash more garments at once. But negative point is the price of the machine. It cost $30K, pretty expensive!! But if you have few hundred garments for wet cleaning everyday, this is really helpful!!

弊社で出している乾燥機DS-300Jは特にジャケットの乾燥にとても効果があるでしょう。ズボンはタンブル乾燥機でもかなりいける調査結果は出ておりますが、やはりジャケットとなると型崩れの問題もありますのでできるだけ静止乾燥が望ましいところです。この乾燥機ならば予備乾燥を人体で2〜3分かけることで実際の乾燥時間は15分から20分でOK、クイックにも対応出来る可能性が出てきます。

There is DS-300J by Sankosha, this is stationery dryer. This is really effective to Jacket. Trouser might be OK with tumble dryer, but jacket should be careful due to losing form. If you take this machine with pre forming process by form finisher with 2~3 minutes in advance, you can finish very quick such as 15~20 minutes. You can use for same day service.

洗剤も日華化学やツーエム化成などいろいろあります。またヨーロッパではウェットに関する洗剤はかなり先行して発売されています。ひとつご了承頂きたいのはこれはあくまでも一つの例です。世の中には様々なやり方がありましす。私が紹介したモノだけが良い、というわけではありませんので興味のある方は是非御自身で他の方法も探してみてください。

Regarding detergent, there are several solutions from Nicca Chemicals and others. Also, many detergents are available in Europe. May I remind you that my introduction is just one of the solutions and there are so many different ways. Why don’t you check with others and eventually start to take more wet cleaning service? This is good for your customers and your business.

ウェットクリーニングで更なるビジネスを! More business with Wet Cleaning!!

みなさん、こんにちは。

Good afternoon.

今回はウェットクリーニングについて少々お話をしてみたいと思います。というのも日本でもWマークが昨年12月からスタートしたのですが、まだまだ多くの人々に理解してもらっていないのが現状ではないでしょうか?

Let me introduce about Wet Cleaning. Because Japan started new care label mark W from last December, but most of all people don’t recognize it yet. This is the reality on the moment.

普及しない一番の問題は「ウェットクリーニングは手間がかかるからやりたくない」というクリーニング店の都合があることと思います。そもそもビジネスというのはその道のプロだからお金を頂き、顧客が自分で処理するよりも格段にキレイにして差し上げる、というものです。ただドライクリーニングでは水溶性の汚れ、いわゆる汗など人体から分泌されるモノについては落とせないのが現状です。ウェットクリーニングをやらないで見えない汚れを落とすことができているならば良いのですが、現状は出来ていないし、出来ていない事を顧客に伝えてはいないのです。これが本当にプロと言えるのだろうか?と考えてしまいます。それを「余計に手間がかかるから」と言うのはあまりにも顧客志向には立っていない、といわざるを得ません。顧客がクリーニング離れをする一員がここにもあると言って良いでしょう。

I searched why it didn’t get popular, and what I learned was that most of all drycleaners didn’t want to take wet cleaning business due to “too much process against the profit”. But basically, professional job is to clean perfectly to receive money from customers. But all drycleaning cannot remove water soluble dirt such as sweat and something from human body. If they can clean even water soluble dirt without wet cleaning, I don’t mind at all. But most of all don’t remove, and furthermore they never disclose what they didn’t do. I don’t think they are professional. It is really big excuse because “it is more process and cannot make profit”. That’s why people tend not to use cleaning service recently.

それでは海外はどうか?というとカナダはトロントからケベック州など東部にかけて全域に、そしてフランスはほぼ全土、そして最近はアメリカ・カリフォルニア州にも大きな動きが見えています。それらの地域では政府がドライクリーニング、特にパークに対する規制をかけている事からスタートしています。要は「やらざるを得なくてやっている」というのが現状なのです。メンタリティは決してポジティブじゃないのですが、「やらざるを得ない状況」が出てくると各メーカーが一斉に効果的に出来る方法を提案するようになってきます。ただ、欧米ではISOに基づいた洗剤や薬剤によるソリューションしかありません。というのもウェットクリーニングは洗濯機のドラムでジャブジャブ洗う事であり、タンブル乾燥機にかけてぐるぐる回す方法しかウェットクリーニングとは呼ばないからです。おかしな話ですね。MA値(メカニカルアクション値:いわゆる洗濯工程にてドラム内で洋服をたたきつける度合いの事を言います。数値が高ければそれだけ強く叩いている事になります)を低くすることは物理上出来ないのに洗剤や薬剤の力でなんとかしようとするわけです。全く話になりません。

How about overseas? I saw some popular areas such as Eastern Canada including Toronto, most of all areas in France, and California State in USA. But all areas were started due to strong regulation especially the usage of perk by local governments. It is not positive change, most of all cleaners needed to do. But they needed to live with the industry, so it was good opportunity for manufacturers to create new business with the situation. In Europe, it was really powerful with chemical companies, so ISO standard came from chemical improvement only, they still insist to use tumble dryer even if there is heavy mechanical action. I don’t think it is good idea. To reduce Mechanical Action Value is the key to do wet cleaning safely, but ISO never accept without tumble dryer…

確かこのブログで一番最初に書いたのはカナダのTSC Wetclean Centerだったと思います。彼のところは数少ない100%ウェットクリーニングのお店ですが、当日サービスも問題なく出来ているとても珍しいところです。欧米のような条件でもウェットクリーニングがドライクリーニングのように出来る可能性はあるわけですから世界のクリーニング店さんたちも是非ウェットクリーニングへの調整はしてもらいたいな、と心から思います。

次回のブログにてどんな方法で安全に出来るのか?という事について詳しくご紹介したいと思います。お楽しみに!

But there are some successful cleaners with 100% wet cleaning business. I introduced TSC Wetclean Center in Toronto, I probably did in my very first blog. He is pretty successful with operation based on ISO. Of course, he has many experiences of unsuccessful cleaning in some garments, but his good point was not to give up!! This is great mentality and I do hope most of all people will think about Wet Cleaning business.

Let me show you some unique ideas for safer operation!!

ひまわり市場の成功の秘訣を垣間見ました! What a great business model “Himawari Grocery Store”!

みなさん、こんにちは。

Good afternoon.

Facebookでもお知らせしましたが、先週ひまわり市場を訪問してきました。八ヶ岳にはちょくちょく行く先なのですが、こういうスーパーマーケットがあるなんて知りませんでしたね。那波社長に会いに行ったのですが本当に胸が躍っておりました。

As I informed on my Facebook page, I went to “Himawari Grocery Store” in last week. Their location is Yatsugatake area, I am going there quite often, but I didn’t know the store at all. In fac, I went to see Mr. Nawa who was president of the store and was excited so much!!

行ってみたらロケーションは本当に悪い!全然国道沿いでもありませんし、これではわからない訳です。しかしそんなお店がなぜ繁盛店になるのでしょうか?

When I arrived at the store, it was really bad location. They didn’t locate along very popular street…, no wonder why I didn’t know this store. Why does it get so popular?

私が訪問したのは8月8日木曜日、普通の日でしたがこんな外れのスーパーにお客様がごったがえしているのです。レイアウトがとても良い!入り口から左の端、右の端までどこに人がいるか、見えるようになっています。そして中央には本日のお勧め品が一番目立つように並んでいます。

そしてお惣菜やお寿司が本当においしいそう!普通のお店よりも明らかに違います。しかもお寿司については朝から握りっぱなしとか・・・、握った先からどんどん売れていくのです。

It was August 8th Thursday when I visited there. It was very normal day, but I saw so many customers in the store. First of all, I felt really comfortable with their layout. I can see most of all corners from entrance. Also, there are so many Today’s specials in center.

Also, their Deli and Sushi looked really delicious. Obviously, the freshness of the products were so different from other stores. Regarding Sushi, the cooker were making from the morning continuously. They are selling immediately.

何でここまで売れるのか?そこに那波社長の戦略がありました。そこには

  • 「試してみようかな?」と思ってしまう情報があること
  • 何がおいしいのか?ではなくて「誰が作っているのか?誰が提供しているのか?」が重要
  • そして食してみたらやはり「おいしい!」と思う食材

これはすごいな!と思いました。一番テレビでフォーカスされているのは1番のポップであり那波社長のマイクパフォーマンス。これは本当に行ってみて聞かないとわかりません。是非行って聞いてみた方が良いと思います。(笑

There is the strategy of Mr. Nawa why they are selling so much.

  1. They provide information that people start to think “I should try!!”
  2. It is more important “Who is producing? Who is supplying?” than “What is delicious? ”
  3. Eventually, their products are really tasty when they eat.

I thought great!! They are very famous in TV, because they focused Mr. Nawa’s promotion by microphone and pop on each product. His performance is really unique, you had better go and see his. I am happy to help your visit if you want to come. (lol

(この書いてあるポップに注目。とても面白く書いてあるので真剣に読んでしまいます)

私はむしろ2番目のポイントがこのお店のキーになっているのかな?と思ったのですが、とにかく那波社長は働いている人、納品してくれる生産農家の人々を立てるんです。鮮魚の担当している石井さんはこのお店では「てっぺん石井」と呼ばれています。なぜてっぺん?それはどうでも良いのですが、ある意味芸名ですな!例えば社長は「本日の鯖は良いですよ。だっててっぺん石井が認めたものだから!」と言うわけです。そうなると人々は「てっぺん石井が言っているんだから間違いない!」というわけでそれを買い求めるわけです。そして鯖が売り切れる、こんなお店はなかなかありません。それが他のコーナーでもそれぞれ偉大な担当者がいらっしゃるのです。私が訪問したときにはお酒のコーナーに「世界の平出」さんがいらっしゃいました。私も思わずワインを2本、平出さんのセレクションで買っちゃいました。(笑

I thought No.2 of his key factors was really big. Mr. Nawa respects employees and subcontractors so much and makes them very popular persons in his store. For example, there is Mr. Ishii who is the representative for fish market. Mr. Nawa calls him “Teppen Ishii”. Teppen is meaning “No.1”. He is calling him “No.1 expert in the store!”, it is his nick name. Mr. Nawa announced “Today’s mackerel is really good, because Teppen Ishii certifired…”, then many customers thought “OK, I take it, because Teppen Ishii said it was good!!” Eventually, mackerel were sold out. Have you ever seen the store? I haven’t. There are so many representatives at other sections. I met Mr. Hiraide who was wine specialist. He was working at Japanese winery for long time and he had enough knowledge. Mr. Nawa called him “Hiraide, World Class”. Everybody was laughing, so did I!! But I asked him about wine, and I bought his selections.

こうやって見ると食材が良いのは当たり前!おいしいのは当たり前!それがなかったら人々にリピーターになってもらう事はできません。しかしどうやって「おいしそうだから試してみようかな?」と思わすかと言えば、「〜さんがおいしいと言っているから」というのが一番効果的なのだ、ということです。その人間的心理をとてもうまく捉えている那波社長は本当にすごいと思いました。

Thus, foods and stuffs in the store must be good. This is bottom line, otherwise customers never use the store again. But it is very important to let customers “I may try this food because it seems to be good”. How to do? Their answer is “to create specialist and use them”. Mr. Nawa creates his staffs store stars. Really psychological!! He is awesome!!

実は12月1日と2日の2日間を利用して三幸社にて展示会を行うことが決まっております。PTBプロジェクトも合同で行うことになっておりますが、その初日である12月1日に那波社長に講演してもらう事が決定いたしました。「どうやって価値を知らせることができるのか?」で悩んでいる方がとても多いのは私も知っています。那波社長のお話を聞くのはまたとない大チャンス!近日中に皆さんに正式にお知らせいたしますので是非お楽しみに!大笑いの講演となるでしょう。

This is the announcement. We will host Sankosha show with PTB Project on December 1st and 2nd at Sankosha HQ showroom. We are pleased to inform that Mr. Nawa from Himawari Grocery Store will come to speak out his business philosophy. I am sure that so many people struggle how to show their value. This is the great opportunity to listen to his idea. We will give you more updates once we decide more details. Must be fun!!

コロラド州の顧客訪問で感じた事 What I felt in visiting customer in CO?

みなさん、こんにちは。

Good afternoon.

先々週、アメリカに行ってきたのですが、コロラド州デンバーにてDependable Cleanersをお邪魔してきました。コロラド州デンバーという街は標高が1600mもある都市でとても湿気のないのが良いです。近くにボルダーという町があって日本のマラソン選手が高地トレーニングとしてよく利用しているのは有名な話ですね。

As you know, I went to USA in two weeks ago, then I visited Dependable Cleaners in Denver. Colorado is very famous city with high altitude. It is about a mile high. In Japan, Colorado is very famous training location for Marathon runner.

さて、このクリーニング店はこのデンバーで最も成功しているクリーニング店です。現在、26店舗(そのうち直営17店舗)で10億の売上を上げている会社なのですがデンバーの高級層を相手にとても利益率の高いビジネスを展開しております。あまり数字を書くことができないのが残念ですが、日本では考えられないほどの利益を出しています。私がいつも驚いている利益率は20%ですが、この会社はさらに高い利益を出しているのです。なぜこんな高い利益を出すことができるのでしょうか?

Dependable Cleaners is the most successful cleaners in Denver. They have 26 shops and 17 shops with direct operations. According to owner, they make very high profit from the operation. Unfortunately, I cannot disclose the number, but I’m sure that everybody will get surprised about their sales amount and profit ratio. Why can they make so much?

ここの社長であるSteven Toltzさんは常にマーケティングを考えています。実際に何を考えるのか?といえば「ロゴ」「包装」「利便性」です。ここ最近お話ししている事ですが、ロゴへの投資はとても大切です。このお店もボタンのマークをいろいろなところにちりばめております。ドライ機にまでデザインしているのはすごいですね。商品にも同様のデザインをしています。納入業者の都合で現在はフルカラーの材料が用意できないので単色になっていましたが、通常はフルカラーの材料を使ってお店のイメージに合わせておりました。

Mr. Steven Toltz who is owner of Dependable Cleaners always think about marketing. What he thinks are “Company Logo” “Wrapping” and “Convenience”. As I told you recently, the investment to Logo is very important. Their trade mark is “buttons”, and they decorate everywhere. I enjoyed seeing their logo at Dry Cleaning machine. They use same logo for the wrapping, unfortunately I saw single color wrapping material due to supplier’s problem, but they are usually using full color material to match with the shop.

利便性に関しては彼らはドライブスルーを推し進めておりました。このお店では2つのレーンがあって初めての人用とよくご利用頂いている人用で分かれておりました。クリーニング店の場合、通常は車を降りて洋服を店の中まで持って行く訳ですが雨だったりするとどうしても濡れながら店に入る事になったり洋服が一杯だったりするとそれを担いで入るのもとても大変だったりします。それがこのお店になると車ごとすっぽり入る屋根の下に車をつける事ができ、そこにお店のスタッフが車まで近づいてきてくれるわけです。お客様は車からでる必要がありませんし、すぐにお店を離れる事ができます。一方で店内にカウンターもあり、洋服に関する相談などをじっくり店員とすることができるようにもなっています。このように顧客の都合に合わせた接客ができるようになっているわけで、まさに利便性を感じます。

He is thinking to improve more drive thru style shop for customer’s further convenience. In this shop, they are two lanes and divide between first timer and frequent user. In normal cleaners, customer gets off their car, grabs garments, and go into the shop, but if it is rainy, they must get wet. If they have handful garments, it is very hard to get in the shop. But this drive thru style allows shop receptionist to approach to customer’s car, so they don’t have to get off. On the other hand, there are few counters in shop as well. Some customers who want to talk to shop receptionist about their request can go to shop. Thus, this shop can give any type of customers better impression due to their choice of check in. This makes really sense!!

この会社はおおよそ14年間、毎年5%の値上げを行っているそうです。しかし昨年、ワイシャツの値段を久しぶりに上げなかったそうです。そうしたら売上が落ちたという面白い現象が起こっているようです。今年は間違いなくあげるとか・・・。Steven社長は「物価も確実に上がっているのになぜ値段を上げないんだ?上げなかったら苦しくなるだけだ!苦しくなるんだったらそんな商売やらない方が良い!」と強気です。値を上げる勇気はまさに日本が学ぶべきところかもしれませんね。

Dependable keeps increasing about 5% every year in about 14 years. But they didn’t increase shirt in last year, then they lost the sales…, which is very interesting. Steven said he will do this year!! He said “Why don’t you increase the price even if they general price is increasing? If you don’t do at all, you will choke up! If you see yourself choked up, you shouldn’t do such business!!” Wao, he is very strong. But this made sense. Why don’t you reconsider about your pricing like him? (lol

ミシガン州のクリーニング店で学んだ事 I learned how to make more business in Michigan

みなさん、こんにちは。

Good afternoon.

アメリカに来ています。昨日はシカゴから飛行機で1時間、ミシガン州はデトロイトに行ってきました。というのもちょっと面白いビジネスに遭遇しているからです。そのビジネスについてはちょっと極秘なのですが、時期が来たらまたご紹介したいと思います。

I am coming to America. Yesterday. I went to Detroit, where is about 1 hour from Chicago by plane. The reason why I visited was to negotiate about new business to us. Unfortunately, I cannot disclose on the moment, but I hope to do in near future.

ただ、今回この会社に来て思ったことは「本当にマーケティングが重要だな!」と感じたことです。これは日本でも実際に症状として起こっている話ですが、消費者はどのようにやるとキレイにクリーニングできるのか?を知りません。いや、これは知る必要がないのかもしれません。しかし「誰にお願いすればキレイになるのか?」は一番気になるところですし、我々もそのように思ってもらえる努力が必要です。

I reconfirmed the importance of marketing when I visited them. Actually, the thing is happening in your markets, which is that customers never know how we are cleaning professionally. But is it important for customers to know it? I don’t think so. But they always seek “Who will clean the garment very well?” This is their first priority and we must make more effort to let them think so.

それではどのようなアクションをとれば「このお店は自分たちの洋服をキレイにしてくれる」というイメージになるのか?を考えていけば、自ずとやるべきことは見えてくるのではないか?とこの会社の社長様はおっしゃっていました。例えば三幸社が単に「機械を作って提供するだけの会社」と「皆さんのビジネスに貢献する会社」では購入する側の考えは大きく変わってくるのですが、考えてみれば当たり前の話です。

Now, what kind of activity should we take to customers? President of the company I visited mentioned “We will know what to do naturally if we seek the image that customers feel our shop will clean their garments well” For example, please think about the image that “Sankosha is just making and supplying products” and “Sankosha is trying to contribute customers more business with their products and services” Which do you like? Of course, I like later image.

人々は基本的に「自分にとって良いモノ」に対して喜んでお金を払う傾向にあります。しかし、それが良いモノかどうか?は使ってみなければわかりません。それではどうやって人々に「使ってみようかな?」って思わせるのでしょうか?それがマーケティングなのです。この業界に携わっている人々は本当にマーケティングにお金を含めた労力に投資しないのです。これが儲からない一番の原因なのにそれを知らないなんて残念です。

Basically, people tend to spend more money willingly to something good to them. But they never know the actual quality if they don’t use it. So, how do you let customers try our service? This is marketing, I think. But unfortunately, so many management people in dry cleaning business don’t invest their power including money to marketing. If they know and improve their marketing, they can make more business…, very sorry…

皆さんはクリーニングのやり方においては問題ありません。本当に良い洗い、仕上げをしていると思います。しかしどうして価値を感じてもらえないのか?を考えてみるべきです。前回のコラムではひまわり市場のお話をさせていただきましたが、今回の話でも同じなんだと思います。お店のロゴをデザインし、自分たちの商品をデザインする、これが基本的な価値につながります。そこまでデザインしたらさぞかし品質はいんだろうな、と顧客が感じるところで初めて商品の品質が問われるわけです。ここまで持ってくれば後は皆さんの通常出している品質をそのまま説明すればOK、というわけですね。

As long as I see cleaner’s operation, I don’t see any problem. Most of all cleaners are doing really good job!! But you should reconsider why customers never feel your value. In my last column, I introduced Japanese grocery store, and this is exactly same story. You design your company logo, and you do your products. It is basic process. Customers will imagine your quality higher because of your design to shop and products, finally you can show your quality to them. They can listen to your quality, otherwise they never get interested in your quality.

儲かる会社はマーケティングに力が入る会社だと言うのが今回も改めて感じられました。皆さんは自社の価値を上げるためにどんなマーケティングをしていくのか?是非考えてみてください。僕もしっかりやらないと・・・。(笑

I learned that the profitable company always spend big power to marketing. Why don’t you reconsider about your marketing to increase your value? I hope you will find some idea. Of course, I will do, too!! (lol

テレビを見て驚いたブランディング Great branding when I watched TV

みなさん、こんにちは。

Good afternoon.

今日はクリーニングとは直接関係ないお話しなのですが、先週の日曜日の朝にTBSがやっていた番組を見ていました。そこで紹介されたのは長野県の八ヶ岳にあるスーパーマーケット「ひまわり市場」です。そこが何とも面白いポップを出すことが有名で多くの人々がそのポップを読んでは笑みを浮かべながら買い物をしていく、というとても変わったお店なんだそうです。

Today, I would like to talk about other industry, not dry cleaning business. Last Sunday 9th, Channel 6 broadcasted about a grocery store in Nagano, where is very very local town called “Himawari Ichiba”, translated “Sunflower Market”. Their strong point is to make very unique signage. Most of all visitors read with smile and buy their stuffs, very interesting store.

このポップを作っているのはこのお店の社長様です。那波さんとおっしゃいますが、とにかくこの社長の表現力がすごい!ポップを作る力、そして自らがマイクを持って店内にておすすめ商品をアドリブでアピールする力、これが本当に素晴らしい。我々クリーニング業界はこれを学ぶ必要があるのではないか?と本当に思いながらこのテレビを見続けておりました。

ちなみにこのYou Tubeは私が見ていたものではありませんが、とても似ています。是非ご覧になってください。

These signage are made by president of this store. His name is Mr. Nawa, and his insight about promotion is great! He is not only making signage by himself but also speaking with microphone to all visitors without any article. This is something special!! I think we dry cleaners should learn about it!! I was so curious and watched all.

This You Tube was not what I saw, but it was similar, please visit this site as follows.

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=video&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiJlOTGkY_VAhUBj5QKHQPyBWcQtwIIIzAA&url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Dd7fNupfFDqQ&usg=AFQjCNGV5eQi_Qed0uQuukm9w7S1IVOE2Q

これを見るとこのスーパーの特徴がよくわかりますが、なんと言っても最後はこのお店を支えてくれる人と品物が他のどこよりも良い、ということなのでしょう。良いモノを提供したい、と考える職人さんがいらっしゃること、そして本当に「おいしい!」と感じる食材が集まっていることです。上記のサイトからビデオをご覧になった方々は「値段が安くない」ことが気にならないでしょうか?例えばメンチカツ。この八ヶ岳という地域で1枚450円もするメンチカツが飛ぶように売れるとはどういうことでしょうか?ポイントは

  • 食べて間違いなく「おいしい!」と感じる食材
  • 那波社長がこれを「おいしいよ!」と言うのだから試してみようと感じること
  • ひまわり市場がそもそも出しているものは「おいしい!」と確信していること

ここまでそろわないとブランディングはできないのではないでしょうか?

If you see this video, you will understand the strong points, but basically what they have are great employees and foods with first quality. That’s why they are popular. Their special employees make great delis and they are really tasty!! By the way, don’t you feel their price pretty expensive? For example, there is fried cake of minced meat. They charge $4.00 per piece in Nagano Prefecture, this is normally very expensive!! But they sold out immediately. Why?

  1. This is absolutely “Tasty!!” if you eat.
  2. Nawa announced “Tasty!!” and visitors believed his statement and try.
  3. Most of all visitors originally trusted this grocery store with great quality.

These are the key factors to brand their store.

我々クリーニング業でこのひまわり市場のようにブランディングできているお店がどのくらいあるだろうか?と考えると、残念ですが多くはありません。クリーニング店も基本的に地域密着型のビジネスですからこのスーパーと同じ戦略をとってみれば間違いないと思います。そしてその地域では有名でなければなりません。それは「品質」に間違いはないこと、そしてその品質を作り出している「人間」がいること、それを人々に伝える「宣伝力」が必要なのです。それができれば必ず繁盛店になるのだ、とこのスーパーマーケットが教えてくれています。

In our industry, how many dry cleaners can brand well like this grocery store? Unfortunately, not many… Cleaning business is basically local business, so their business model is great benchmark, and we must be famous in the area. To become famous, we must have the great quality, the people who make it, and eventually great promotion. If you cover everything, you will be successful. Actually, this store already taught us.

お客様に価値を伝えることはもしかしたら「やり方」ではなく「情熱」のだろうか・・・。やり方を教えてもらってそのままやるのでは伝わらないのかな・・・。私もよく八ヶ岳には行くので次回は是非このお店を使ってみたいと思います。

To send your value to customer is probably “Passion” not “How to do”… Even if you learn how to do and just do it, you won’t be good. In fact, I have opportunities to visit their locations, so I will definitely visit and see their operation.

 

香港のランドリー工場で感じたこと What I felt in laundry factory in Hong Kong

みなさん、こんにちは。

1週間前に香港に行ってきました。訪問した一つの大きな目的にVogueという巨大ランドリー工場を訪問するためでした。この工場は日本でもなかなかお目にかかれない工場で、11層の連続洗濯機(連洗)が4本も入っているのです。東アジアでは多分一番大きなランドリー工場だろうと推測いたします。一日に100トンもの洗濯物を処理するわけですからすごい工場です。しかし、私はこの工場を見てつくづく「平物のクリーニングと衣類のクリーニングは違うんだな」と感じました。ちなみに平物とはシーツやタオル、枕カバーなどのようなものを総称した業界用語です。衣類は・・・、説明の必要がありませんね。(笑

Hello!

I went to Hong Kong about a week ago. I had many reasons to visit there, but one of the biggest reason was to visit Vogue Laundry. This is magnificent size, they have 4 units of Milnor CBW. I guess it is the biggest size in East Asia including Japan. In fact, they take care of 100t per day, what a size!! But I saw their factory and felt really different between flat work and garment work.

このような巨大ランドリー工場となると多くのものをできるだけいっぺんに洗いたいと考える傾向にあります。シーツなどはとても大きなものなので小さな洗濯機では話になりません。だから連洗のようなものが必要になるわけです。そしてこのような工場をランドリー工場と言うわけですから平物がメインでありドライクリーニングするようなアイテムは基本的に少ないのが特徴です。一方で衣類のクリーニングとなりますと生地や洋服の種類によってドライクリーニングにしたり水洗いにしたりとやり方は様々あります。次に売上の構成ですが大体のランドリー工場は平物の売上が全体の80%から85%、一方で衣類の売上は10%から15%しかないのです。

The big laundry factories want to wash big volume flats at once. For example, bed sheet is big item, so it is not effective with small washer and extractor, that’s why they need to use CBW. As it is called “Laundry Factory”, their main items are laundry items not dry cleaning items. On the other hand, garment cleaning is various, we must distinguish between dry cleaning and laundry due to types of fabrics and garment. But the general sales share in such big laundry factory is 80% to 85% with flat works, which is a lot!! And 10% and 15% with garment only.

こうなると会社としては平物の売上や工場での処理方法が最も気になるでしょう。当然の心理です。しかし私は衣類のクリーニングに携わっている人間ですからどうしても違う目で見てしまいます。彼らは一番信頼の高い機械などを使っておけばある程度は大丈夫、と考えているのでしょうけど・・・。衣類のクリーニングで大型洗濯機はどうしても合いません。特に50kg以上の洗濯機でなどで洗っても逆にMA値(メカニカルアクション値)が上がりやすくなり洋服にとっては条件が悪いのです。さらに言えば衣類のクリーニングになると作業者の数が急に多くなります。それだけ平物に対して自動化が進まないとても悩ましい分野なのです。

Most of all factory managers pay big attention to manage flat works only, this is the reality. But I am working for garment cleaning, so I have different eye. They tend to take the most reliable machines and solution to take care of items for productivity and quality, but it doesn’t work with big washer extractor. For example, 50kg washer extractor bring more mechanical action value and never be good with garment. Also, garment cleaning needs more man power compared with flat works, it is difficult section to do automatically.

このように見てみると衣類のクリーニングで最も大切なことは「働く人々のノウハウ」なのでしょう。工場で使う機械や洗剤などが最先端のものであったとしてもそれを使うのは人間なのです。その人々がいかに作業することで洗いや仕上げの品質が上がり、そしてその生産性が上がるのか?を理解しない限りこの衣類のクリーニングの分野では利益が出ないでしょう。

Thus, the key factor of garment cleaning is “knowhow of workers”. Even if you choose best equipment and chemicals, they will be used by people. If they don’t realize how to increase quality and productivity with those equipment and chemicals, they won’t make money with garment cleaning.

基本的にランドリー工場で平物を管理する人が衣類クリーニングの管理をすることは難しいのだ、という結論を持って帰ってきました。皆さんは自社工場での品質の出し方、生産性の上げ方は理解してやっていますか?改めて自社の品質と生産性については考えていただければ幸いです。なぜならば「工場は利益を出すためには大切なポイントだから」です。

My opinion in laundry factory is to distinguish manager of garment cleaning and flat works. If they mix these sections, they won’t make money. By the way, do you realize how to make quality and productivity? I hope you will reconsider your own quality and productivity. Anyway, factory must be profit center!!

ワイシャツ仕上機の違いから来る利益率とは?その2 

みなさん、こんにちは。すっかり空いてしまいました。というのも自分のコンピューターが壊れてしまい、復旧に本当に時間がかかりました。コンピューターがないと本当に不便ですね!

さて、2回前のコラムで世界が三幸社型に変わってきているお話をさせていただきましたが、今回は具体的に違うポイントについてお話をしてみたいと思います。

Good afternoon. Sorry but it was long time since my last upload. The reason why I couldn’t do was that my PC was broken, and it took really long time to recover. I felt really inconvenient when I couldn’t use PC!!

In my last second column, it was changing to Sankosha style shirt finisher in the general world, so let me tell you actual different points in this time.

まず何といっても違うのはスリーブプレスがあるかないか、というポイントです。日本ではまだまだフジ型が利用されていますが、実は日本ではフジ型が使える幸いな条件があります。それは「日本人の体形にバラツキがないこと」です。アメリカやヨーロッパでは背の高い人や低い人、体の太い人や細い人の差がとても大きいのに対して日本ではその差がとても小さいことがあります。

First of all, the biggest difference is that there is sleeve press or not. In Japanese market, many cleaners use 3 pieces models (Fuji Style), because there are some very fortunate conditions in Japan. One of the condition is “Japanese have similar body shape each other”. In Europe and America, there are different people between higher and lower, and fatter and thinner. But we don’t have such difference each other.

昔からスリーブプレス機が一番のボトルネックだったようです。欧米では太いスリーブや細いスリーブを同じプレス機で作業しなければならないのですがこれに一番問題を抱えておりました。YACや弊社でも作っている最近のスリーブプレス機は当時のアメリカのモデルに比べるととても優秀にできておりますが、それでもパーフェクトに仕上げるのは難しいのが現状です。故に当時の欧米のクリーニング店はほぼ全数の手直しをしなければならなかったようです。

In this condition, sleeve press was the biggest problem in the operation, because the machine couldn’t cover not only very thick sleeve but also very thin sleeve. Recent models made by YAC and us are improving and much better quality, but still some problems are remaining. Therefore, most of all shirts were touched up unfortunately.

そこに三幸社型シングルが登場しました。1988年の事でした。三幸社型はスリーブをプレスするのではなく風船のように膨らまして乾かし、タックはプレスするという仕組みになっております。その方式だとスリーブの大きさや長さなどは全く関係なく仕上げることができるので手直し率の大幅な低減ができるようになったのです。もちろん、プレスしないところをプレスしたかのように仕上げるためには洗い方、特に洗いの温度管理が重要になってきます。機械を変えるだけで簡単に綺麗にはならないので一連の学習が必要になります。

Then, Sankosha style came to the market, when was 1988. Sankosha style introduced not to press sleeve but to blow it, and it was pressed only tucks. Actually, this made sense to them, because they didn’t care about the size of shirt anymore, so they lost the ratio of touch up. Of course, it is very important to control washing program, especially washing temperature. It is NOT possible to get better quality with only switching machines.

三幸社型にも問題点はあります。それは内側から蒸気、熱風を出すことです。これが工場内温度を上げる基になります。当然、作業者にとっては有り難くない話です。特に夏はクリーニング工場は最悪の状況を迎えます。三幸社型はそういう意味ではあまり有り難くない機械なのです。

There is a problem to Sankosha style, too. It is to blow hot air and steam. This made factory very hot, which was not happy to operators. Especially in summer, it made factory circumstance worst!! In this point, Sankosha style was not really appreciated to factory.

しかしアメリカは一気に三幸社型に移行していきました。何故あまり作業環境に良くないモデルにも関わらず変わっていくか?というと「人時生産性の高さ」です。これは経営者にとって何よりも飛びつくネタです。何故ならば儲かるからです。日本ではまだ職人気質のパートさんも未だにいらっしゃいますがアメリカではすでにそんな社員がいなくなっていました。結果として「誰でも同じ品質の作れる機械」としてもてはやされる事になりました。それが90年代の話です。

But most of all American cleaners changed to Sankosha style Why do you think they changed even if it was not really appreciated? Because it is “great profitability per hour per person”. This is the great factor for company owners to take. Yes, it makes profit!! We still have great pressers in Japan, but it is getting really hard for American to keep such employees today. As a result of it, Sankosha style was really familier with many cleaners as “the machine which can produce same quality with any people”. It was the story of 90’s.

実際に何が違うのか?というと一人で完結できるのか?2人以上必要なのか?という部分です。三幸社型のシングルは一人ですべてを仕上げることができます。平均でも50枚、ちょっと上手だと60枚のワイシャツを1時間で仕上げることができます。しかしフジ型はどうしても2人以上を使い、よっぽどトレーニングされた人で2人で100枚、3人で150枚というのが世の中の常識になっているようです。使い方が難しいだけでなく連携の難しさが生産性を低くしているのです。使い方が上手じゃないと手直しが発生するのでそれも生産性を落とします。三幸社型はそれをすべて解決するから欲しがられるのです。

What is actually different? It is whether one operator to complete or two or more people to complete. Single Buck is such perfect machine to complete by one operator, but Fuji style needs more than 2 operators with very skillful, otherwise they cannot produce more than 100 pieces with 2 persons and 150 pieces with 3 person, this is common sense in the market. Also, if they don’t use machine well, there are some quality problem and will need touch up, this is another point to reduce productivity. Sankosha style covered all points, that’s why they wanted our solution.

日本は確実にボリュームで稼ぐのが難しい時代に突入してきました。その割に各社の利益率はアメリカと比べてとても低い状況です。ここでクールビズの発展、各社のドレスコードの緩和が始まれば一気にボリュームが減る時代に突入するでしょう。そんな時代が来ても対応できる工場作りをしておいてみてはいかがでしょうか?

It is getting difficult to make profit with volume operation in Japan. Also, their profit ratio is extremely low compared with American cleaners. If Japanese government encourage more “cool biz” project and less dress code by Japanese large companies, they won’t be able to collect volume anymore. I do suggest you to create more profitable factory in case of getting more difficult for sales with volume.