ゴルフから見える韓国人の性格

皆さん、こんにちは。

10月30日から4日間で韓国に行ってきました。先ほど帰国いたしました。

今回は大手のクリーニング店を訪問してきたのですが、その際にゴルフにご招待いただいたので初韓国ゴルフを楽しくプレーしてきました。それにしても同じゴルフでも日本と韓国では大きな違いがありました。なんて言うんだろうか・・・、これがある意味国民性なのかな、と思うほどの大きな違いでした。ちなみにゴルフの事をあまりご存じない方々はちょっと面白くないかもしれませんが、ご容赦ください。

さて、一体何が違うかと言うとゴルフのプレー時間です。韓国では北海道と同じように午前中スタートと午後スタートの二つがありました。ナイター設備もついているので夕暮れになっても最後までプレー出来る、というすごい状況です。それ以上に時間管理がすごい!ハーフ2時間は絶対です。これが韓国のゴルフで最も重要なポイントのように感じました。2時間以内で回るためにいろいろな事がありました。

例えばグリーンでボールマークが出来ても誰も直そうとしません。それをいちいち直していると時間がかかるからです。だからバンカーもレーキできちっと整える考えがありません。もちろん、グリーン上もバンカーも荒れ放題!日本人の私としてはあまり良い印象がありません。皆が楽しくプレーするためには後の人の事も考えた行動が必要と思うからです。またゴルフはあるがままの状態でプレーするのが原則なのですが、こんな状態なのですからプレーしている皆さんはすぐにボールを動かしちゃいますし、グリーンだって1m以上残っていてもさっさとOK出しちゃうのです。「おいおい、それじゃ駄目じゃん!」と思ったのですが、こんなところで文句を言っても仕方ないので何も言いませんでした。これで「僕のスコアは80だった!」といっても本当のスコアじゃないですよね。

ただし、ハーフ2時間ですから途中に少々お休み時間があっても最大4時間半でプレーが終了します。これはすごいですね。半日で終わる訳ですから1日を有効活用出来ます。東京でゴルフなどしたら間違いなく1日使ってしまいます。朝8時半にスタートしても終わるのは早くても大体2時くらいでしょうか。韓国と比べて1時間から2時間くらいの差があるわけです。しかも午後1時半からスタート出来る、というのも魅力です。東京近郊ではまず無理です。

こうやって考えて見ると単に韓国のゴルフ場が策略的にタイムマネジメントを行っているのか、と考えるとちょっと違うのだろうか、と思うようになっていました。これは韓国人の性格によるモノと考えるようになりました。要は「せっかち」なのです。韓国では日本のように列を作って並ぶ、という考えがありません。何でもすぐに出来ないと文句を言う傾向があります。ゴルフも一緒でせっかちです。そんな「せっかち」な性格に合わせたサービスになっているのだ、ということを考えるとやはりビジネスは対象となる人々の性格をしっかり捉えてやらないとうまくいかないのだ、ということを改めて実感した一日でした。

しかしコースはとてもキレイでしたし、皆さんと楽しくラウンド出来ました。また韓国でやってみたいと思いました。次回は韓国のクリーニング事情を皆さんにご紹介したいと思います。