映画「Winston Churchill」を見て

みなさん、こんにちは。

先日はシカゴとハワイを訪問してきました。ハワイのクリーニング事情についても一度ご紹介したいと思いますがそれは次回のお楽しみとしましょう。

今回は映画の話をしたいと思います。それは「ウィンストンチャーチル(Winston Churchill)」です。本当に感動します、この映画は!

時は第二次世界大戦。ドイツがヨーロッパを侵攻しているときに彼は最後まで「戦いあるのみ!仮に戦いに敗れても滅びることはなく必ず国は再生する。降伏した国のみが滅びるのだ!」と最後まで言い続けました。その結果、嫌われていたはずの国王から信頼を得ることとなったのです。彼は多くの人々から嫌われていました。しかし最後には国王の信認を頂き、その国王から「国民の声を聞くのだ」と言われました。そこでチャーチルは地下鉄に乗り込み、そこに乗っていた国民から「降伏するくらいだったら戦って死ぬ!」とまで言われて彼は自分の信念が正しいことを確信し、国会の承認を導き出すことができました。

これを業界においてみたらどうでしょうか?周りの人々が最初に自分の向かうべき方向性に対して反対、もしくは無視を表明している状態でみなさんは本当に自身を貫き通す事が出来るでしょうか?我々はどうしてこの業界で生活をしていこうと思っているのだろうか?Winston Churchillの初心は「勝利(Victory)」でした。我々の業界はVictoryを叫び続ける事ができないのでしょうか?

私はこの業界ではまだまだやっていないことがたくさんあると思っています。一番やっていないことは「ドライクリーニングにおける効用と限界」を人々に知らせる事だと思います。何故ならば多くの顧客がドライクリーニングとは何か?を知らないからです。もしかしたら知らなくて良いかもしれません。しかし知らなくて良いならば知っている人が最後まで綺麗にする必要があります。私が言いたいことはドライクリーニングでは水溶性の汚れが落ちていないことです。それを伝えようとしている人はこの業界ではとても少ないし、知っている顧客は極めて少ないのが現状です。しかしほとんどのクリーニング店がその説明責任も果たさないまま業界が細って行く事に憂いを示すばかりです。

私は最近からウェットクリーニングの可能性を示しておりますがこれには理由があります。それは「ドライクリーニングでは落とせない汚れがある」ことです。それをもっと示す必要があります。今まで自分たちが出来なかったことをこれからやる!これを表明する事が悪いことなのでしょうか?それにより人々が我々を非難する事になるのでしょうか?私は全くないと思います。今まで出来なかったことをこれからやる。我々は出来るようになった!と言うのはとても良いのではないかと思います。何故ならば自社のアップグレードだからです。全然今まで出来ていなかった事をネガティブに思う事はないのだと思います。もっとポジティブに自分たちのこれから出来る事を表明した方が良いと思うのです。

誰でも出来る事に対して人々はお金を払ってくれません。しかし人々ができない事をお店がやることに対しては必ずお金を払ってくれます。我々はそれを持っています。後はそれをどのように作業していくか?そしてどのように人々に魅力的に思わせるか?です。我々は未だに市場に対して戦っていないのだと思います。

皆さん、是非この映画を見てみてください。生きるとは?を本当に考えさせられます。本当に生きるか死ぬかの瀬戸際で大英断をした首相です。これを見て自分はどうしていくか?を是非探ってみてください。