2021年を終えて

皆さん、こんばんは。

日本はもうすぐ2021年が終わります。今回はコラムではなくメッセージなのでちょっと文体が違いますがご容赦ください。今年もコロナで始まりコロナで終わりました。人々の動きは大きく制限され、経済活動がほとんど許されない一年となりました。日本は国民性でしょうか・・・、手洗い、うがい、マスク着用などを徹底していたおかげで世界で一番感染率の低い国になっていました。現在、オミクロン株が少しずつ日本を巻き込んでいますが世界の感染状況を比べると比較にならないほどの感染率になっています。これは日本人としてとても誇らしいところです。

2021年はアメリカから劇的に回復しました。やはりクリーニング業は富裕層のビジネスなのか?と思わされるくらいアメリカの市場が3月くらいから急に動き出しました。確かにコロナワクチンが最初に全国民に供給された事が主な要因になったのは事実です。2回のワクチン接種が世界で最初に行われた事で国の経済活動が世界で最も活発になったのだと思います。三幸社はこの社会現象により業績が一気に回復していきました。

しかし2021年は世界の市場が密接につながっている事を改めて思い知らされた年でもありました。材料や機械製造に使う部品が手に入らないだけでなく購入価格が高騰しました。そして完成した製品を海外に送るコンテナが想像を越えた高騰しました。例えば東京からアメリカ現地法人のあるシカゴまで40フィートコンテナが通常は50万円程度です。それが最高で250万円で送った事がありました。300万円まで値がついたのですがさすがにこれは使いませんでしたが・・・。世界の需給のバランスがここまで崩れているのだ、と思い知らされた一年でした。

クリーニング業は大変な時代を迎えています。特に日本の業界は大きな転換期を迎えたと言っても良いでしょう。地球温暖化からのドライクリーニング衣類の減少、ドレスコード希薄からのスーツやネクタイの減少が大きな要因と思います。これからは水洗い衣類を積極的に取り込み、それを効率よく洗って仕上げるシステムを構築しなければ売上確保は難しくなるでしょう。

ただ私が最も気になるのは「どうやって水洗い衣類を集めることができるのか?」です。これはまだ私にもわかりません。しかし集めなければ事業としてはやっていけないと思います。それをどうやって集めるか?それが2022年の大きな課題と提案いたします。私も自分の事のようにこれを考えて行きたいと思います。

工場については既に考えがありますし、みなさんにご紹介できるモデルを2月のCLV21東京展示会で紹介しようと思っています。故に是非2月の展示会場にお越しください。それだけでなくこの時代に合った旬な新製品を数多く出品いたしますのでお楽しみに!

最後になりましたが、1年間お付き合いいただきありがとうございました。11月には少々炎上した投稿をしてしまいました。不快に感じられた一部の皆さんには心からお詫び申し上げたいと思います。来年も一緒に考え、皆さんに有益な情報を提供できるように活動していきたいと思います。

来年も宜しくお願いいたします。