新年明けましておめでとうございます!

今年最初のブログになります。今年もよろしくお願いいたします。

年末に私は自分のFacebookページに年末のメッセージとして「ドライ品が減っている現実に対してどのようにお店の運営をしていくのか?」という事と「安く買う事と自分のビジネスを取り巻く人間関係のどちらが将来大切か?」という事についてコメントさせていただきました。

いろいろな人からコメントをいただきました。その中でもウェットクリーニングへの取組については「やはり考えていかなければならないか〜」とか「やらなければならないのはわかっているんだけどなかなか工場でのイメージが出来なくて・・・」などなかなか踏み切れない心境を綴ったコメントがありました。事情はよくわかります。結局は投資が伴うのでそう簡単に収益に結びつけることが出来ないという意識からなかなか進める気にならないのでしょう。しかし最終的に自分から何か新しい事をやろうとしない限り現状の困難から脱出する事は出来ません。是非やってみてください。

それから今後の人間関係は本当に大切になってまいります。一番大切なのは情報です。その情報が手に入らなければどんなに安く何かを買ったとしても活かせません。モノで商売するのではなくコトで商売する時代、そのコトとは人間関係とそこからもたらされる情報が大切です。今後の皆さんのご商売においてどんな人間関係とそこからやってくる情報を手に入れるか?を是非考えていただきたいと思います。

 

さて、今年は私が音頭をとらせていただいておりますPTBプロジェクトで改めてワイシャツ縮み問題を考えてみたいと思っております。市場ではさらに形態安定シャツが目立ち、ヨーロッパのようなスリムカットシャツも増えてきています。先日私は北海道に行ってきましたが、どんなところであっても基本的にワイシャツは集まるし、集めなければビジネスにならないのが日本のクリーニング業の特徴と言えます。

そんなワイシャツを今後も安定的にとっていこうとしたときに「本当に今までのやり方を続けていって良いのか?」という事を考えてもらいたいと思います。ずいぶん前のブログで書きましたが、例えばファブリーズ。あれは紛れもなく彼らの宣伝内容に我々が翻弄されているわけですが、あの嘘のような宣伝に対してどんな伝え方を我々はすれば良いのでしょうか?やはり「こうやらないとキレイにならないよ!」という宣伝をする必要があるわけです。

そこでワイシャツですが、現在のような高温洗い、高温プレスでは確実に縮む素材を使っているのにそのままで良いのでしょうか?そういうこともしっかり考えて技術の改善、そしてプロモーションの改善を図っていく必要があります。三幸社ではすでにコテ面温度を中温に下げる事が出来る技術を確立しております。しかし、同時にその技術がお店を使っているお客様のワイシャツを長く心地よく着てもらう事が出来る、という宣伝もしなければなりません。一連のソリューションをPTBメンバー全員で提供していきたいと思っておりますので是非ご期待ください。

 

私は14日からイタリアとイギリスに行ってくる予定です。第一回目海外ネタはヨーロッパ紀行となりそうです。是非お楽しみに!