8月14日から私は家族でベトナムを家族旅行した。今回は仕事とは全く関係ない。3泊5日というとても短い滞在であったが国がとてもユニークだったので今回はベトナムという国を紹介したいと思う。
私達が行ってきた都市はダナン。ベトナムでは一番のリゾート地だそうだ。私自身、ベトナムという国を訪問したのが初めてだったので知らない事ばかりで少々不安だった。故に到着した日と翌日はガイドを雇い、地域を案内してもらうこととした。ダナンの空港を降りたらすぐにガイドさんと合流、手配してもらっていた車にてホテルに向かった。まずは気候であるが、ベトナムは本当に暑い!東京の夏も最近は本当に暑くて湿気も多くて不快なのだが、ベトナムの気候はもっと暑いし湿気も強い。やはり東南アジア独特の暑さがここベトナムにも存在していた。空港で最初に気にしたことはお金である。ベトナムの通貨はドンという。1万円を換金すると160万ドンになる。桁が多すぎる!まるで昔のイタリア・リラみたいな数字だ。この滞在中に現金で色々な買い物をしたが、硬貨を見たことはなかった。全てお札で対応している感じであった。
ダナンという町はとても美しい。空港から今回利用したホテルは車で20分くらいととても近かったが、海岸線にホテルやレストラン、商業施設などがズラッと並ぶ。そして海岸線に広がるビーチが何と言っても美しい。石が全く無く、サラリとした砂が一面に展開する。海の波はとても穏やかで小さな子どもが海水浴を安全に楽しむことができる。我々が今回泊ったのはMaxmilanというホテル。普通のリゾートホテルという感じがしたが、似たようなホテルが周りにたくさんある。我々は5人で旅しているので一番大きな部屋を用意してもらった。リビングが一つあり、両端にそれぞれ寝室が用意してあった。家族でくつろぐには十分な広さが会ったのでとてもありがたかった。
初日の晩飯はベトナム料理の有名店、Madam Lanというところ。ホイアンという街をイメージしたランタンでデザインされたレストランだった。とても美味しかった。しかし意外と高い!これは観光客を狙ったビジネス?ま、最初だからいいや、と思った。確かに美味しかったんだから。
ただ、そこらへんを歩いているといろんな屋台やカジュアルなレストランがある。しかし我々からするとちょっと入りづらい。なんか観光客からすると入りづらい雰囲気がある。理由はわからない。言葉がわからないから?確かにベトナムは夜も暑い。我々からするとエアコンの効いた所に座りたい。しかしローカルのレストランにはそれがない。価格はやすそうな気がするがベトナムでは価格はあってないようなものと言われた。すぐにネゴが始まる。それを嫌がるといい値のとても高い値段を払わなければならなくなる。日本人はこれが苦手だ。かなりの厚顔無恥でなければ交渉なんかできるわけない。
余談になるが、後日に訪問した市場ではそれが露呈した。市場には価格が書いてない。いつも価格を聞いてネゴして最終決着をする。これは売り手と書いてのガチの勝負だ。しかし日本人はこれに慣れてない。すごく控えめなネゴをすると「無理!」とすぐ言われる。ガイドさんが見かねて多少はネゴしてくれる。しかしガイドさんだってベトナム人。結局は現地人との繋がりがなければ自分もやっていけない。結局、彼女らはあちらの味方なのだ。交渉はこちらでやるしかない。こういうことになると自分の闘争心に火がつく。妻も子どもたちもここらへんになると及び腰である。仕方がない、やったことがないのだから。しかし私が交渉を始めると子どもたちが「お父さん、そんなにやって大丈夫?」という。こちらは「任せとけって!希望額にならなかったら買わなきゃ良いだけだって」という。子どもたちは「え〜?だってこれ欲しいのに」という。これが相手のトリックだ。最初から買おうと思っている奴らにディスカウントするはずがない。私は周りの似た店をチェックした。意外と似たようなものを売っている。だから気に入らなかったら買わなくても良いのだ。彼らだって売りたいのだから。どっちがプラスか?そんなことわかるわけがない。結局は自分の自己満足なのだ。ベトナムとはそういう商売の国だと察した。
さて、話は元に戻る。その日の食事を終えて我々はホテルに戻った。翌朝、私は妻と二人で近くを散歩した。起きたのは5時。しかしすでに海岸には多くの人々が海水浴やビーチバレー、ダンスなどなど様々な楽しみを朝からしていた。すごく早い!とても健康的!!こちらが見習わなければならないくらいだ。ベトナムはとても暑い!昼間に海水浴している人は殆どいない。しかし5時台はとても人々で一杯なのが素晴らしい。人々は毎日をとても楽しんでいるように見えた。日本人よりも全然幸せそうだ。金があるからとかないからとかで幸せとか不幸せなのではない、というのを垣間見た。とても豊かな心を持った人々だと感じた。日本人にももっとこういうふうになってもらいたいと思う。
我々はここから数日間、いろんな楽しみをした。歴史、ホイアンという町、一流のリゾートホテルのランチ、ベトナムのシーフードレストラン、マッサージ、それぞれがとても楽しかった。特にマッサージは子どもたちもリラックスできたらしい。しかし最後に訪れたBana Hills Resortというところが本当にすごかった。ベトナムはフランスが支配していた国、だからフランス文化がそれなりに残っていた。当日も35℃を超える暑さであったが、このBana Hillsは20℃くらいだったのだろうか、いやもしかしたらもうちょっと涼しかったかもしれない。ロープウェーにて一気に1000m以上を登っていく。それにしてもこのリゾートを開発した人、会社はすごいな、と思う。ロープウェーにしても駐車場から頂上のリゾートまで20分近くを登っていくのだ。この気温のギャップは行ってみなければわからないだろう。頂上に到着するとゴッドハンドで支えられている橋や数多くのレストラン、そして室内に色々なアミューズメントパークがあったりする。なんとホテルまで数件入っているのだから驚きだ。私はワインが好きなのだが、ここにはワインを飲みながら食事が楽しめるレストランさえあった。それを知ったのは昼食を取った後だったので残念!次回、来ることがあったらそのときはこちらのレストランで楽しみたいと思った。いずれにしてもダナンで唯一エアコンを利用せずに楽しめた場所で大人から子供まで楽しめる総合アミューズメントパークだと思う。もしダナンを旅することを検討しているならば是非こちらは訪問してもらいたい。
もう一つ、とても大きな印象に残ったことは韓国資本がとても大きいことだ。私はダナンしか知らないが後に色々な人にベトナムについて聞いてみるとハノイなど大都市でも韓国資本が目立っている点だ。結果として飛行機も韓国からの路線がとても多い。東京―ダナン間はベトナム航空が唯一就航しているが、韓国だと数多くの地域からかなりの便があった。それだけ韓国人が気軽に観光に来ている国なのだろう。街の至る所にハングルがあったのが印象的であった。やはり国を挙げてある国に投資しているということなのだろうか。
たった3泊の短い旅ではあったが海、地域観光、買い物といろいろ楽しめた旅であった。残念ながらクリーニングを知ることは全くなかったが、たまにはこういう旅も悪くない。次はどこに行くのだろうか?